子どもが小学校に入学!ランドセルや机、教科書、ノート…と子どもの物が増えるけど、子ども自身はまだ自分で管理できない年頃。部屋がごちゃごちゃして片づがない!とママの悩みがまた一つ増える時期でもあります。
そこでママファミではインテリアコーディネーターで椰木設計事務所主宰の高橋直美さんに子ども部屋についてお話を伺いました。部屋の整頓に頭を悩ませているママ、子どもの新入学を期に新築を考えているママに役立つアドバイスがいっぱいです。
小学校低学年のうちは、いくら勉強部屋を作っても部屋で1入で勉強はなかなかできないものです。お母さんの目が届く、テレビの音があまり聞こえないリビングの片隅にでも、ちょっとした勉強スペースを作ってやるといいですね。新築する場合、それを頭に入れておいてリビングやダイニングにスペースをとっておくと、子どもが大きくなったらママのスペース(家事・趣味コーナー)に…など、楽しみが広がる間取りになりますよ。
リビングに物が増えて困る場合は、百円ショップなどのがごやダンボール箱を利用して、物の指定席を作るんです。色やキャラクターなど、箱に子どもの好みの物を一緒に張ったりして作るのも楽しいかもしれません。白分で片づけられるように工夫しましょう。「白分の物はここに置く」と本入に白覚させると、効果的だと思います。その箱を置く位置は子どもの目線にあわせて、手が届きやすい処に収納することも大事です。子どもには扉や引き出しは扱いが難しいことがあるので、ポンポン放り込める箱が一番いいと思います。
置いてある家具の高さにばらつきがある場合は、板などを渡して高さをそろえるだけでもすっきりみえます。家具もなるべく色を揃えて統一感を持たせましょう。壁の中間層に棚などを作ってデッドスペースを極力なくし床をすっきりさせるのも、部屋を広く使えておすすめでず。
子どもが小さいうちは、カラフルな色にたくさんふれた方がいいと言われます。はっきりした色は認識しやすく、情緒的な刺激も多いとが。おもちゃがカラフルなのにはそういった色の効果も考えられているんですね。力ーテンなども色味の多い、暖がみのあるものがおすすめです。
そして大きくなって勉強部屋で勉強するようになったら、力ーテンなどは青や緑など、心が落ち着いて集中できる色を選ぶといいでしょう。集中力を持続しやすいように机は木製で、白木などナチュラルな色味の物がおすすめです。
新築する場合、子ども部屋は一番しわ寄せがくるところなんです。どうしてもリビングなどを優先に考えると後回しになってしまう場所ですね。
一般的に6畳ほどが子ども部屋として考えられる広さですが、最近では4・5畳程度にして2階にファミリーホールをつくり、セカンドリビングとして利用するというパターンもあります。この辺はこ両親の方針による選択になりますね。
それがら子ども部屋を2室続きで作り小さい頃は広く使って大きくなったらリフォームで仕切る、ということもできますが、後に仕切るとなると費用と手間がががります。すでに暮らしている場所ですから荷物を全部片づけて…と考えると実感できると思います(笑)。
性別や年齢差にもよりますが、子どもというのは成長につれて、どんなに小さくても白分だけのスペースが欲しくなるもの。
最初がら区切って小さなうちは2部屋を遊ぶ場所と寝る場所にわけて、成長したらそれぞれ個入の部屋にしたほうがいいかもしれません。
子どもが小さいときに家を造る場合は、子ども部屋はシンプルにしておいた方がいいですね。例えば、子どもに壁紙を選ばせた場合、建てたときはそれでよくても、年齢によってどんどん趣味は変わっていきます。
子どもの趣味を尊重してやりたい場合は、力ーテンや家具など、取り替えの利くもので選んであげましょう。壁紙や天井などは、あくまでもベーシックに。天井は白系を選んだ方が天井が高く見えます。
勉強には北側が落ち着くと…口われますが、間取りを考えるときに、方角にも少し気を配るといいですね。